着物を売る4つの方法とは?
若い頃に集めた着物がたくさんあるもう使い道のない着物だが、できるだけ高値で売りたいと思っている人もいると思います。
では、いざ「着物を売ろう!」と思ったとき、あなたならどんな方法で売りますか?着物を売る方法はいくつかあります。今回は「着物を売る4つの方法」をご紹介します。
リサイクルショップで着物を売る
洋服や貴金属を扱っているリサイクルショップで、着物の買取りも行っている場合があります。店舗に持っていけば、すぐに査定してもらえます。事前に申し込みをする必要がないのは利点と言えると思います。
しかし、リサイクルショップに「着物に詳しい人」がいるとは限りません。
着物の価値が分からない人の査定では、たとえ良いものでも高値はつかないかもしれません。
思うような値段がつかなかったときや、値段がつかなかった商品は持ち帰らなければならないので、「大変な思いをして持ってきただけ」になってしまうことも多いです。
ネットオークションで着物を売る
ネットオークションは、自分で希望の値段をつけられるというのは最大の利点です。
売れれば最も高値で取引できる方法だと思います。価値の分かる人に売ることもできますが、写真を撮ったり説明文を書いたりする手間はかなりかかります。
実際に売れたとしても、汚れていた、シワになっていた、送料に誤差があったなどのトラブルがあることも多いです。
近頃ネットオークションでは偽物が出回るなどの被害も多いため、高価なものはなかなか売れないという傾向にあるようです。
フリーマーケットで着物を売る
フリーマーケットも、ネットオークション同様自分で値段を決められます。
価値の分かる人に見初められれば、それなりの値段で取引が成立しますので「高値」で売ることを目的としている人にはおすすめの方法かもしれません。
しかし、フリーマーケットに来る人に着物の価値が分かる人が来るとは限りませんし、着物を会場まで運ぶ手間もかかります。
ネットでの買取りで着物を売る
インターネットでは、着物専門の買取りショップというのが数多く存在します。
ネットでの買取りは、郵送または出張査定になります。着物を送って査定してもらい、金額に納得したら振り込まれるという「宅配買取り」と、実際に自宅に鑑定士の人が来て、目の前で査定を行い金額に納得したら取引成立となる「訪問買取り」の2パターンがあります。
ショップによってどちらの買取りパターンかは異なりますので、買取りの方法が決まっているときはそれを扱うショップを探すと良いでしょう。
ネットでの買取りの良いところは、「自宅にいながら査定→買取り」まで行えるということです。
着物に詳しい人が査定をするので、良いものにはきちんと価値のある値段がつきますよ。
ネットオークションやフリーマーケットのように売れ残るということもありません。着物を売る方法は、上記のようにいくつかあります。自分自身が着物に詳しくないのなら、やはりネットで専門店に買取りしてもらうのをおすすめしますよ。
次のページで、着物買取口コミの評判の良いお店をご紹介します。
着物はいくらで売れる?着物の相場について
タンスの中に眠ったままの着物を売ろう!と思ったとき、果たしていくらで売れるんだろう?と気になりませんか?
どうせ売るなら高い値段で売りたいですし、着物は値段も高いものが多いです。
もちろんコンディションなどによって買取り価格は変わってくるので、一概に「着物の買取り価格の相場はいくら」とは言えません。
生地や素材、状態によって価格はかなり変動します。ここではあくまでも「目安」ですが、着物の買取り価格の相場についてお話ししたいと思います。
着物の買取り価格の相場
先ほどお話ししたように、着物の生地や素材、状態によって値段は異なりますが、新しいものほど高値がつく傾向にあります。
特別な着物でなく極々普通の着物でも、コンディションが良くて新しいもの(10年以内)であれば数千円〜1万円ほどの値段がつくこともありますよ。
ブランド品・人間国宝品・伝統工芸品などはたとえ古くても高値で買取りしてもらえることが多いです。これらはコンディションさえ良ければ、古くても10万円ほどで買取りしてもらえるそうですよ!
その一部をご紹介しますと、
- 由水十久→10万円
- 久保田一竹→10万円
- 羽田登喜男→10万円
- 宮古上布→10万円
- 振り袖→1万円
- 付け下げ→1万円
- 黒留め袖→6千円
などがあります。これは比較的高値のほうだと思います。
買取価格は定価の1割程度!?
ブランドや有名品ではない普通の着物の場合、新品の着物で、商品価格の10〜20%、中古で保存状態の良いもので5〜10%、保存状態の悪いものだと0〜5%ほどの買取り価格が相場と見て良いでしょう。
それほど高い価格はつかないものなのですね。普通の着物でものすごく古いものだと、値段がつかないことも多いです。
これはあくまでも「相場の目安」として頭の片隅に入れておいてください。
着物は新品で買うと数十万円から、高いものだと百万円以上もします。ものすごく高価なものであるが故に、買取り価格も高いものだと思ってしまいがちです。
商品価格の1割程度の値段が相場だと知っていれば、実際の査定額を見て「えっ?こんなに安いの?」と後悔することもないでしょう。
きちんと着物買取りの相場を知り、それなりの価格で(お互いに納得のいく価格で)取引ができるといいですね。
着物を売りたい!買取りの値段を上げるコツとは?
趣味で着物を集めていた、仕事柄着物が必要だった、母や祖母の遺した着物がある、など、「正直なところ使い道のない着物がある」という人もいると思います。
着物は洋服と違ってしまっておくにも場所をとりますし、きちんとした知識のもとに保管しないとすぐにダメになってしまいます。着物は値段も高いので、最近では中古の着物の需要が高まっているということをご存じですか?
特に外国人観光客や若い世代の人には、手頃な価格で手に入る「中古の着物」がとても人気なのです。
中古の着物の需要が高まる今だからこそ、使わない着物だと思っていたものも意外な価値があるかもしれません。
高くるための3つのポイントとは?
高い値段で売れる着物は、【ブランド品や人間国宝のもの】【新しいもの】そして【保管状態の良いもの】です。
ブランド品や人間国宝品であっても、保管状態が悪ければ価値は下がってしまいます。
そして少しでも高く売るためには、「どこの呉服屋で購入したか」が分かるものや、ブランド品なら「証紙」を用意しましょう。
証紙は、宝石なら鑑定書のようなものです。あるのとないのとでは値段に差がつくといっても過言ではないと思います。
そして、購入してから10年以内の比較的新しい着物のほうが高く売れます。
古くても、アンティークな柄や珍しいものは比較的高値がつきやすいですよ。
着物にシミを作らないようにするコツ
着物は、洋服よりも保管方法が難しいものでもあります。きちんと保管しないとすぐに痛んでしまいます。
着物を高く売るためには、この「日頃のメンテナンス」が非情に重要なのです。
短時間でも着物を使ったら、着物には汗が染み込んでいます。
シミを作らないためにも、使ったら半日以上風通しの良い場所で日干ししましょう。長期間保管する前には、着物専用のクリーニングに出しておくと安心ですね。
着物は早めに売るのが吉?
なによりも、今後出番のない着物は早めに売ってしまうのも1つの手だと思います。
着物を売るときに値段を高くするには、【良い買取り店を見つける】ことや、【着物の価値の分かる人に売る】ことが大切です。
価値が分かる人なら、自分も納得の値段がつくことでしょう。
着物に対してあまり知識がない場合は、いくつかの業者に査定を頼むと良いでしょう。
業者によって、査定額はかなり変わることもあるのです。次のページでは、着物買取の評判の良いお店をご紹介します。
次のページで、着物買取口コミの評判の良いお店をご紹介します。